●シャツのあれこれ

やっぱりネクタイといったら、シャツですよね。 桜の季節になると頭に巻いたり上半身裸の素肌に着けてる方も見受けられますが、 まぁそれは例外(笑)。

そんなわけでシャツについてのお話ですが、 シャツは、大きく分けると2種類に分けることが多いようです。 一つ目が「ドレスシャツ」、二つ目が「カジュアルシャツ」です。

ドレスシャツはネクタイを着けるフォーマルなもの、 カジュアルシャツはネクタイを着けないカジュアルなもの…。 そういうふうに大きく分けられていたわけです。

しかし、今ではそういった区分はあまり関係がありません。 ネクタイにはワイシャツ、なんて概念は取り払ってしまいましょう(^^)
一般にカジュアルシャツに分類されているようなデニムシャツ、ネルシャツ、 タンガリーシャツ…いろいろなもの、 素材と組み合わせることによってコーディネーションの幅は広がるのです。

シャツの種類は、素材による分類のほかに襟(カラー)の違いによっても分けられます。
レギュラーカラー レギュラーカラー:基本形です。襟の角度が大体60度くらいですね。 ネクタイの結び方としては細い結び方がよく合います。
ワイドカラー ワイドカラー:幅の広い形です。襟の角度は120度くらい。 太めのネクタイの結び方が似合いますね。
レギュラーウィングカラー レギュラーウィングカラー:襟を立てて、襟先だけ折り返すクラシックな雰囲気のシャツです。 ボウタイ(蝶ネクタイ)が使えます。
ワイドウィングカラー ワイドウィングカラー:ウィングカラーのワイド版です。
ラウンドカラー ラウンドカラー:襟先が丸くなっているものです。 正直言って私は見たことがありません(^^;
ボタンダウンカラー ボタンダウンカラー:襟先とシャツ本体をボタンで留めるタイプです。 このタイプのシャツをボタンダウンシャツといいます。 第一ボタンを外して胸元を開けていても襟が立つのでのりを利かせないカジュアルシャツでも格好が付きます。
カラーによってネクタイの結び方を変えることも重要ですよね(^^)

●ネクタイの結び方あれこれ

みなさん、ネクタイの結び方っていくつご存じですか?実は私もあまり知りません(^^;
ですから一緒にお勉強いたしましょう。

さぁ、私が今のところ知っているのはウィンザーノットとセミウィンザーノット、 そしてプレーンノットの3つです。
これくらい覚えているだけでまぁ問題はないと思うのですけどね。

プレーンノット

プレーンノット1 プレーンノット2 プレーンノット3 プレーンノット4

  1. 大剣を上にして、襟の前でネクタイを交叉させる
  2. ネクタイをする人から見て時計回りに、交叉した点を巻くように大剣を一周させる
  3. 一周して裏側から輪の間に通す
  4. 下に引く
プレーンノットは一番簡単な結び方で、一番結び目が小さい結び方でもあります。 襟の角度が小さいレギュラーカラーのシャツによく合いますね。

セミウィンザーノット

セミウィンザーノット1 セミウィンザーノット2 セミウィンザーノット3 セミウィンザーノット4

セミウィンザーノットではプレーンノットの"2"の一周巻く途中で、 着用者から見て左側のところでいったん巻いてから(図の2つ目) 交叉した点を巻きます。

結び目の大きさとしてはプレーンノットとセミウィンザーノットの中間ですので、 あまり襟の種類を選ばずに使用できます。 ウィンザーノットと違って片方だけ巻くので、 左右のバランスが崩れないように気を付けて下さい。

ウィンザーノット

ウィンザーノット1 ウィンザーノット2 ウィンザーノット3 ウィンザーノット4 ウィンザーノット5

この三種の中でもっとも手数が多いのがこのウィンザーノット。 セミウィンザーノットでは左側しか巻かなかったものを左右両方巻きます。 これによって結び目は逆二等辺三角形の大きなものになります。

昔はこれはサラリーマン専用、 逆にこれができなきゃサラリーマン失格だなんて言われていて、 返って普段使うには格好悪いと言われてたのですが、 最近はワイシャツの襟もワイドカラーが普及してきてこの結び方も 再び認知されるようになったとのことです。

●ついでに覚えておきましょう−ディンプル(dimple)

ネクタイの結び方のついでに、ディンプルというのも覚えておきましょう。 ディンプルというのは「くぼみ」とか「えくぼ」とか言う意味で、 ネクタイを結んだときに結び目のすぐ下にできるくぼみのことです。 誰が言いだしたのか知りませんが、これを綺麗に作るのがお洒落なんだとか。 たしかにファッション雑誌などを見てみるとネクタイをしている人たちは そろいも揃ってこのディンプルを作っています。

なれないうちは作るのに結構苦労するこのディンプルですが、 こつとしては最後に大剣を引っ張ってしめるときに親指、人差し指、 中指の3本で布の断面がmの字になるように持って引っ張ること。 自然とくぼみができます。

街ゆく人を見るときも、 このディンプルがある人はちょっとお洒落に気を使っていると思ってもいいでしょう(^^)

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